先輩インタビュー(細川)

細川先輩

学生時代の「一人親方」から、プロの「チーム制作」への進化

Z: 今回は、これから新卒として映像・CG業界に飛び込もうとしている学生の皆さんに、Z-Flagでのリアルな働き方や成長ステップを伝えるために、若手代表として細川君に話を聞きたいと思います。

細川君は学生時代の2022年3月頃からアルバイトとしてZ-Flagに参加してくれて、そのまま社員になり、今年で丸3年目を迎えます。学生時代の制作とプロとしての今の仕事、向き合い方はどう変わりましたか?


細川: 学生の皆さんにまずお伝えしたいのは、「プロの現場は、学生時代の制作とは全く違う面白さがある」ということです。学生時代の制作って、良くも悪くも「一人親方」のスタイルなんですよね。自分の好きなように企画を立てて、モデリングからレンダリングまで自分の手で全てを作り上げ、作品の内容もクオリティも自分次第、裁量はすべて自分にありました。

しかし、実際のCG・映像業界に入ると、分業制やチーム制作が基本になります。プロの仕事とは、与えられた予算やスケジュール、そして自分の担当工程という「制限された範囲内」で最大限のパフォーマンスを発揮し、次の工程の担当者へいかにスムーズに質の高いバトンを繋ぐか、という役割が求められます。最初は戸惑うかもしれませんが、一人で全てを抱え込むより、自分の得意なスキルを提供してチームの一員として協力し合うことで、自分一人では到底到達できないクオリティの映像が生み出されるんです。

新卒の皆さんも、「最初から全てを完璧にできなきゃいけない」とプレッシャーに感じる必要はありません。まずはチームの中で自分の役割を全うする楽しさを知ってほしいですね。

クリエイターとしての葛藤と、Z-Flagで広がる選択肢

Z: チームプレイの面白さに気づけたのは大きな成長ですね。その一方で、学生時代に持っていた「自分のやりたい表現」や、仕事における裁量については、プロになった今どう感じていますか?


細川: もちろん、クライアントの要望通りに素材を揃え、綺麗に仕上げて納品できた時にもプロとしての達成感はあります。ただ、一人のクリエイターとしての本音を言えば、自分自身のクリエイティビティを生かしたり、「この部分は自分が主導してやり遂げたんだ」という実感を得られる仕事への意欲は常に持っています。

就職活動中の学生さんは「自分のやりたい専門分野(例えばエフェクトだけ、アニメーションだけ)を極めるべきか」悩むことが多いと思います。もし特定の工程だけを一生極め続けたいなら、その専門分野のみを主としているプロダクションか、部門が分かれているような大手を目指すべきでしょう。 ただ、特定の専門知識だけを深く学んだとして実際の現場では必ずしも「特化した専門性」だけを活かし続けることが最善になるとは限りません。

Z-Flagのような柔軟な制作体制の中では、多様な役割を経験することができます。若いうちから様々な工程に触れることで、クリエイターとしての引き出しが圧倒的に増えるでしょう。結果としてプロジェクト全体への理解も深まりますし、「自分は意外とこっちの作業も向いているかも」という新しい発見があるかもしれません。

新卒が安心して挑戦できるオープンな社風

Z: 今のZ-Flagという会社にいて、これから入ってくる若手にとって「ここは良い環境だな」と胸を張って言えるところはどこですか?

細川:Z-Flagの最大のメリットは、若手や新人の意見であっても頭ごなしに却下されない点だと思います。論理的で筋の通った提案であれば、入社1年目でもフラットに検討されるオープンな社風があります。上からの理不尽な押し付けがなく、環境や仕事内容に対して「自分はこう思う」と意見を主張できることが、現場の精神的な安心感につながっています。わからないことを「わかりません」と安心して言える環境は、新人にとってすごく大事ですよね。

また、少人数の職場環境だからこそ自分がこれまで経験したことのない未経験の業務にもどんどん挑戦させてもらえます。学生時代の「自分の得意なことだけをやる特化型学習」とは異なり、実務の中で先輩にフォローしてもらいながら対応できる業務範囲が広がっていくのは、ものすごく成長実感があります。

最初から完璧を求めすぎず、失敗を許容しながら挑戦を楽しむ姿勢が会社の文化として根付いているのは、新卒の方にとって非常に恵まれた環境だと思います。

作業する先輩

情熱とプライベートを両立させるプロ意識

Z: これから一緒に働く仲間として、Z-Flagにはどのような学生さんが向いていると思いますか?

細川:映像制作という仕事に対して、プロ意識を持ちつつも、モノづくりへの情熱を兼ね備えたバランス感覚のある人が向いていると思います。 学生のうちは「とにかくCGが好き!」という情熱だけで徹夜してでも突き進むこともできますが、プロの現場ではクライアントからの厳しい修正指示なども入りますし、納期も厳格です。

それに加えて、仕事や家庭など仕事以外のプライベートをしっかりマネジメントし、業務との兼ね合いを取ることも、プロとしての非常に重要な素養だと考えています。情熱だけでプライベートの時間を削り、修正指示に対して自分の作品が否定されたように感じて精神的に疲弊してしまうのは、ちょっと違うと感じています。

休む時はしっかり休み、常に安定した質の高いパフォーマンスをチームやクライアントに提供し続けられること。つまり、情熱はもちろん必要ですが、さらにビジネス的なプロフェッショナル感を持てる方が向いていると思いますね。

新卒の皆さんに求める一番の資質は、最初から完璧な即戦力であることではありません。それ以上に他者としっかりコミュニケーションが取れることが最重要だと思います。 例えば、未知な領域への指示に対しても、まずは調べてやってみる前向きな対応をすればいいし、難しくても素直に相談すれば、必ず他の先輩がフォローします。このポジティブかつ冷静な姿勢さえあれば、技術は必ず後からついてくるでしょう。

実務的な安定感がもたらす成長

Z: 採用の募集についてだけど、世間によくある「夢を叶えよう!」といった過度な熱意を強調するより、実務的な実直さや誠実さやアピールするほうが、Z-Flagに合う人材に響くのではないかと考えています。

細川:そうですね。学生の皆さんも、情熱や夢を過剰に売りにするキラキラした言葉よりも、実際に入社してちゃんと生活していけるのか、過労で倒れないかという不安の方が大きいと思います。

Z-Flagは、地に足のついた堅実な環境であることを誠実に伝えていきたいですね。 Z-Flagの組織としての大きな強みは、スケジュールやコスト管理といった経営的視点と、クオリティを追求するクリエイター的視点のバランスが取れている点だと思います。

業界にありがちな終わるまで帰れないような無理な過重労働を避けようと会社が努力しているのは、長く働く上で最大の魅力です。

そして若手にとって一番のメリットは、CM、VFX、アニメーションなど、極めて多様なジャンルの業務に短期間で触れられる環境ではないでしょうか。次々と違うテイストのプロジェクトに携わることができるため、常に新鮮な気持ちでモチベーションを維持できますし、飽きる暇がありません。

仕事と人生の豊かなバランス

Z: 最後に、これから社会人になる学生の皆さんに向けて、細川君から「仕事と人生の向き合い方」についてメッセージをお願いします。

細川:人生には様々なライフステージの変化が訪れます。その時々によって仕事に対するモチベーションは変化していくものでしょう。だからこそこれから社会に出る皆さんに伝えたいのは、自分の価値やアイデンティティを「仕事だけ」に100%依存させるのは避けた方がいい、ということです。

生きる目的や興味の対象を多角化しておくことが重要だと思います。休日は趣味に没頭したり、別のコミュニティで遊んだり。社会生活の中で自分なりの確固たる価値基準を持ちつつ、会社や仕事への依存度を意図的に下げていくことで、変化の激しい時代でもより柔軟に、精神的に健やかに生きられます。

仕事の時間にはプロとして全力で映像制作に向き合い、プライベートもしっかり充実させる。Z-Flagはそれが実現できる会社だと自負しています。前向きな好奇心を持った皆さんと、一緒にチームとして働ける日を楽しみにしています!

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